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この1年間を見ると(※2008年8月現在)、
低PER銘柄ほどパフォーマンスが悪く、
反対に高PER銘柄ほどパフォーマンスが
良かった
という結果で出ています。
その主な理由は、業績不安です。
PERは投資家にとって最も一般的な指標で
あるだけに、この指標が当てにならないのは、
投資家にとってかなりやりづらい相場だった
と言えます。

ところで、PERはダメだから
全ての利益系指標が当てにならないと
いうことではありません。
PCFR(株価キャッシュフロー倍率)は今でも
大変有効な指標です。
PERは利益として「純利益」を用いますが、
PCFRでは
「純利益+減価償却費」
を用います。
すなわち「PCFR」は、
株価÷「純利益+減価償却費」で求められます。
因みに、「純利益+減価償却費」を
キャッシュフローと言います。

◆バリューサーチ投資顧問株式会社ホーム
http://value-search.co.jp/
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ここで重要なことは、「減価償却費」は
費用として計上しても、
会計上だけであり、
キャッシュは企業外に流出せず、
内部に留保されます。
従って、純利益が同じ額でも、
「減価償却費」が多い企業の方が、
キャッシュが多く、財務的にも健全である
と言えます。
また、設備投資に積極的な企業ほど、
「減価償却費」が大きくなりますので、
将来の利益成長に備えた企業と
見ることができます。

例えば、日立(6501)の場合は今期の純利益は
400億円ですが、
減価償却費はなんと6,800億円もあります。
従って、PERは67倍(業種平均16.7倍)と
大変割高なのですが、
PCFRは3.7倍(業種平均6.5倍)と大変割安
なのです。
PERだけを見ても不十分であることが分かると
思います。

現在の市場は信用リスクに大変過敏であり、
PERが低い銘柄ほど危ない銘柄と見られています。
一方、PCFR資金面での健全性や将来の成長性
加味した指標ですので、
今のような時期には、ぴったりの指標なのです。
四季報などに減価償却費(予)は掲載されていますので、
PCFRは誰でも簡単に計算できます。

「PER だけでなく、PCFRも見る。」

今や銘柄選びの常識になりつつあります。

それでは、また来週!

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前回は利益系の割安指標の代表格である「PER」を
ご紹介しました。
今回は
「PCFR」
(ピー・シー・エフ・アール)という割安指標について
お話します。
「PCFR」も「PER」と同様、
利益を基準
にした割安指標です。

PERで用いた「純利益」とは、
企業が1決算期間において獲得した利益
から、
税金や一時的に発生した経費まで差し引いた
最終的な利益
のことです。
皆さんの家計でいうと、
税金控除後の手取り給与から、恒常的な生活費
はもとより、
住宅ローン、予想外の家の修繕費や家族旅行代などを支払った
残りの金額
が企業でいう「純利益」にあたります。

◆バリューサーチ投資顧問株式会社が活用する8指標用語解説
はこちら↓
http://www.value-search.co.jp/description.htm
本日の講座を読み終えた頃には、
4番目の「PCFR (株価キャッシュフロー倍率) 」
の解説内容が既に身に付いているでしょう。
=======================================
PERは利益としてこの「純利益」を用いましたが、
PCFRでは
「純利益+減価償却費」
を用います。
すなわち「PCFR」は、
株価÷「純利益+減価償却費」(1株当り)
で求められます。
因みに、
「純利益+減価償却費」

キャッシュフロー
と言います。

ところで「減価償却」の意味ですが、
時間に伴って消耗していく建物や機械等の
生産設備を企業が使用可能期間中に経費として割り振る
ことを言います。
例えば、
機械を1000万円で購入し、20年間使用可能とすると、
1000万円÷20年=50万円
となり、
50万円を毎年費用として計上する
ことを言います。
こうしておけば、新たな設備導入にも対応できることに
なります。

ここで重要なことは、
「減価償却費」は費用として計上しても、
会計上だけ
であり、
キャッシュは流出せず、内部に留保される
ということになります。
既に、建物や機械等を購入した時点でキャッシュは
出ているからです。

従って、純利益が同じ額でも、
「減価償却費」が多い企業
の方が、
キャッシュが多く、財務的にも健全である
と見ることができるのです。また、設備投資に
積極的な企業ほど、「減価償却費」が大きくなりますので、
将来の利益成長に備えた企業
と評価することもできます。
このことを知っているだけでも投資の世界では大いに
役立ちます。

それでは最後に、本日の講座のまとめです。
1.PCFRは株価を1株当りの「純利益+減価償却費」
で割って
求められます。
2.PCFRは資金面での健全性将来における成長性
加味した指標です。 

それでは、また来週お会いしましょう。

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