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先日の日経金融新聞のトップ記事は、
昨年1年間(2006年)の有効であった
投資尺度を比較したもので
大変興味深いものでした。
投資尺度として、
最も有効なものは
「業績修正」
でしたが、
昨年の相場は上方修正銘柄が大幅に買われ、
下方修正銘柄が大幅に売られましたので、
それを裏付けた結果となりました。
2番目に有効であった指標は、
「EBITDA倍率」
でした。

ご存知のように、今年(※2007年)の5月から
三角合併制度が解禁
となるわけですが、このEBITDA倍率は
今年の相場で何かと話題になることは
間違いないでしょう。
この指標は
買収してから何年で投下資本が回収されるか
を表したものだからです。
EBITDA倍率の計算方法は、
分子に「時価総額+有利子負債」、
分母に「営業利益+減価償却費」
で計算します。
減価償却費とは費用として計上されても
キャッシュは流出しませんので、
営業利益に足し戻すことにします。

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それでは日産車体を例に具体的に計算したい
と思います。
当銘柄は
時価総額が976億円、有利子負債はゼロ
ですので
分子は976億円
となります。
営業利益207億円、減価償却費125億円
ですので、
分母は合計した332億円となります。
EBITDA倍率=976億円÷332億円=2.94
となります。
2.94という数字は、
買収してから2.94年で投下資本が回収される
ことを意味します。
従って、
M&A銘柄として魅力があるのは、
EBITDA倍率が低い銘柄
ということになります。
時価総額と有利子負債が小さいこと、
反対に営業利益と減価償却費が大きいことが、
EBITDA倍率を引き下げる要因となります。

経営者として、有利子負債を小さくし、
営業利益を増大させるのは当然のことですので、
M&A防衛策としてできることは
時価総額を大きくすることしかない
のです。
三角合併制度の解禁が相場を押し上げる
と言われる所以です。

EBITDA倍率を計算するのに必要な数字は全て
四季報に掲載
されています。
時価総額は
株価に発行株数を乗ずれば計算できますし、
営業利益や有利子負債、減価償却費も
四季報から読み取れます。
今年の相場に勝つためには是非この指標を
活用してみたらいかがでしょうか。

それでは、来週まで!

■「EBITA倍率」に関する、当社の最新見解記事はこちら。
『「M&A」のテーマは再浮上するのか?』(2007年10月5日号)
当社による連載コラム「直伝!銘柄選択のツボ」より
(ひまわり証券 証券オン・ザ・ウェブにて)↓
http://kabu.himawari-group.co.jp/report/valuesearch.html?regNo=22

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