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昨年の夏ごろから今年の3月頃(※2008年)まで、
低PER銘柄のパフォーマンスが圧倒的に悪い
という現象が起きました。
その主な原因は、
業績悪化懸念と外国人売りです。
しかし、決算発表も終わり、
外国人投資家が買いに転じてきたことのあり、
4~5月にかけて、PERの有効性はかなり回復
してきました。

ところで、やや専門的になりますが、ここにきて、
「EBITDA」が大変注目されてきています
(※2008年6月現在)。
EBITDAはイービット・ディー・エー、または、
イービッダーと呼ばれ、
「純粋に営業活動によって得られるキャッシュ」
のことです。
金融収支や借入金などの影響を受けず、
減価償却費を差し引く前の利益ですので、
「営業利益+減価償却費」
で求められます。

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ところで「減価償却」ですが、
時間に伴って消耗していく建物や機械等の
生産設備を企業が使用可能期間中に経費として
割り振ることを言います。
例えば、機械を1億円で購入し、
10年間使用可能とすると、
1億円÷10年=1,000万円
を毎年費用として計上することを言います。
ここで重要なことは、「減価償却費」は費用として
計上しても、会計上だけであり、
キャッシュは企業外に流出しないということです。
既に、建物や機械等を購入した時点でキャッシュは
出ているからです。

従って、
純利益が同じ額でも、
「減価償却費」が多い企業の方が
キャッシュが多く、財務的にも健全である
と言えます。
また、設備投資に積極的な企業ほど、
「減価償却費」が大きくなりますので、
将来の成長に備えた企業と見ることもできます。

このEBITDAと株価との関係を表した指標が、
「株価EBITDA倍率」であり、
株価を1株当りのEBITDAで割った値です。
この指標が、最近は継続的に高い有効性を発揮
しています。
その理由は、現在の市場は
キャッシュフローを生み出す力を最優先に評価
しているからです。
細かなことはともかく、このことを知っているだけで、
これからの投資で大いに役立つはずです。

それでは、また来週!

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