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最近、不動産流動化や不動産ファンド、
またマンション関連会社など中小型の
不動産株が大幅下落しています(※2008年7月現在)。
そこで、「大幅割安な不動産株は今、買い場ですか?」
という質問をよく受けます。
その時には、もう暫く様子を見たらいかがですか、
と答えるようにしています。

先週もゼファー(8802)が民事再生手続き開始を
申し立てました。
同社は先日、子会社が倒産し、142億円という
関係会社整理損を計上、さらに、不動産市況の悪化や
信用力の低下によって資金繰りがつかなくなったこと
が要因です。

また、少し前の話ですが、
アーバンコーポレイション(8868)の代表者の持株が、
担保権の行使で金融機関によって大量に売却され
ました。
そこで、同社は急場を凌ぐため、
新株予約権付社債を外国金融機関向けに発行すること
を決めましたが、株価は100円台まで急落しています。

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このように、不動産株の中には、
信用リスクのある銘柄が多く、なかなか手が出しにくい
状況にあります。
サブプライムローン問題に端を発した世界的な信用収縮
の影響で、資金がうまく回らなくなり、
利息負担に耐え切れなくなっているということです。

そこで、信用リスクのチェックが不可欠となりますが、
単に有利子負債の額を調べるだけでは不十分であり、
負債比率(=有利子負債残高÷自己資本)
よくチェックしてみることが大切です。
四季報をみれば簡単に計算できます。
アーバンコーポレイションは、
有利子負債は4,078億円ですが、
負債比率が370%です。
自己資本の3.7倍の借入金があるということです。

因みに1兆6千億円の有利子負債を抱えている
三菱地所は負債比率が133%です。
同社は有利子負債の額が圧倒的に大きいですが、
財務的に安全性が高いことが理解できるでしょう。
財務的に不透明な銘柄が多い時期は、
負債比率などの安全性基準にも関心を持つ
ことが重要です。

それでは、また来週!

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