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今週、キリンとサントリーの経営統合が破談となりました。
(※2010年2月13日現在)。
一説によると統合比率が折り合わなかったそうですが、
両社とも引き続きM&A戦略を強化するということだけに、
今回のチャンスを逃したのは残念な話です。破談の原因は、
上場企業とオーナー系非上場企業という組み合わせにあった
と思われますが、それ以外に交渉のやり方などにも一因が
あったかもしれません。

今回は双方が米系投資銀行などを代理人としましたが、
やはり代理人は妥協よりも自らの主張を通すことで実績を
上げようとしますので、破談にもなり易いように思います。
かつてのように双方の間に仲人が入って、仲人口よろしく、
うまくまとめ上げる方が良かったのかもしれません。
利益相反が起こりやすい仲人方式がダメで、代理人方式が良い
とは一概に言えないと感じる一件でした。

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前置きが長くなりましたが、今週は独製薬大手のベーリンガーが
エスエス製薬を完全子会社化するとの発表もありました。
ベーリンガーは既にエスエス製薬の60%の大株主ですが、
月内にTOBにより全株取得を目指すとのことです。

また最近は親子上場の問題が議論されています。親子上場とは
親会社と連結子会社が共に上場することであり、子会社が
親会社の意向を受けて不利なことを押し付けられる恐れがあり、
親子上場の禁止が検討されています。既に日立グループなど
では連結子会社を完全子会社化することで親子上場の解消が
進んでいますが、今後はこのような動きが拡がってくることが
容易に想像できます。

日本株は成長性から見れば、中国など新興国には及ばない
ことは誰でも認めるところです。
ただ、技術力がある銘柄が割安に放置されている現状は、
M&Aという観点から見ると大変魅力的な市場であると言えます。
企業に余裕が出てくれば、M&Aが一気に加速することになると思われ、
M&Aの観点からの銘柄選びも面白そうです。

それでは、また来週!

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