前回まで「PER」などの利益系の割安指標を説明
しましたが、今回は
「PBR」
(ピービーアール)についてお話します。
「PBR」は
「株価純資産倍率」
とも言われ、
資産を基準にした割安指標です。
「PBR」は、「PER」と並んで、
最も一般的な割安指標
といってよいでしょう。

「PER」などの利益系割安指標が、企業が獲得する
利益面(フロー)から株価の割安度を見るのに対し、
PBR
資産面(ストック)から株価の割安度をとらえます。
人生のパートナー選びにたとえるならば、
持ち家や貯蓄額など現在の財産を重視するならば
「PBR」派、
パートナーの能力を信じて今後の稼ぎを期待するならば
「PER」派、というイメージになります。

◆バリューサーチ投資顧問株式会社が活用する8指標
用語解説はこちら↓
http://www.value-search.co.jp/description.htm
本日の講座を読み終えた頃には、
6番目の「PBR (株価純資産倍率)」
の解説内容が既に身に付いているでしょう。
=======================================
「PBR」は、
株価を1株当り純資産で割って
求められます。
1株当りの純資産の額は会社四季報や会社情報において
明示されていますので、容易に求めることができます。
例えば、株価が500円で1株あたりの純資産が250円ならば、
500÷250PBRは2倍
となります。
小さい値ほど割安
ということになります。
わが国も時価会計の導入により、
資産が簿価から時価で評価になりつつあり、
「PBR」の信頼性が以前に比較して一段と高まったと
言えます。

「PBR」の計算に用いられる純資産とは株主資本額のこと
であり、貸借対照表上の
総資産から負債を差し引いた額
に相当します。
つまり、
仮に会社を現時点で解散して清算したとすれば、
いくらの資産が残るか
を示す値であります。
従って、1株あたりの純資産よりも株価が低いというケース
PBRが1倍未満)では、
その企業の全株式を購入し、
解散すれば、利益が得られる
ことを意味します。

このことから、PBRが1倍前後か、それ以下の水準なら、
資産面からみて割安
とみなされ、
一般的には
下値不安が少ない銘柄
と判断されます。
また、そのような銘柄は、市場では
買収の対象
として注目されやすく、
経営者は企業防衛の観点から株価を上げることが
求められるわけです。

ただ、現在の景気や企業業績の回復を買う大相場の中では、
(※2005年10月現在)PBRはやや影が薄い指標になりつつ
あります。
ちなみに、東証1部の平均PBRは約1.9倍ですが、
80年のバブルの時代では6倍前後まで買われました。
現在の相場が過熱感なき業績相場と言われるゆえん
なのです。

◆このブログをメールマガジンでリアルタイムに定期購読
(殿堂入りしました)↓
http://www.mag2.com/m/0000147754.html

スポンサーサイト