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イラク問題は解決しないが・・・?

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注目の“イラク問題”が株式市場の悪材料と
言うならば、この悪材料は半永久的になくならない
でしょう。
ここに来て、オバマ大統領が米軍による攻撃の
可能性も排除しないと発言していますが、たとえ
米国が関与しても決して解決しないからです。
大きな傷口に直ぐに取れてしまう絆創膏を張る
程度の効果しかないでしょう。

そもそも、この紛争の起源は第一次大戦後の
オスマン帝国の戦後処理にまで遡ります。
その時に英仏が石油の利権を主帳し合った結果、
人工的に国境を引いてできた国がイラクです。
その結果、イラクは宗教対立と民族対立が複雑に
絡む国家となったのです。
既にこの時からこの国の不幸が始まっていたと
言えるかもしれません。

従って、イラク問題が解決するまで静観などと
言っていたら、いつまでも動けないでしょう。
このような時は、徒に怖がるのではなく、
具体的なリスクについて考えてみることが大事
だと思います。
そのリスクとは、原油の供給不安であり、それに
伴う原油価格の上昇ということになります。
イラクは世界で第3位の原油埋蔵国だからです。

そして、原油生産量を国別ランキングで見ると、
世界第9位の1億5,244万トンであり、
全世界の生産量(41億2,000万トン)の3.7%程度
です。
そして、輸出額ベースでは世界第5位、
世界シェアは約5.2%です。
無論、同国の原油生産の全てが停止してしまう
わけでなく、現在懸念されているのは3分の1程度
の油田ですので、影響を受けるのは世界の
輸出額の2%程度
ということになります。

この2%という数字が大きいとは思えませんが、
WTI原油先物を買っている投機筋や株式市場で
空売りを仕掛けているヘッジファンドなどは、
この時とばかり原油危機を煽るのでしょう。
ただ、どんな局面になっても、きちんとした数値
を念頭に入れておけば、冷静な対応が
取れるはずです。

それでは、また来週!

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