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企業の中枢である経営企画部門の昨今の
主な仕事は何かご存知でしょうか?
答えは、
M&A戦略の企画・立案・実行
です。
今や、我が国でもM&Aは経営手法のひとつと
して広く認知され、企業の成長戦略の上で重要な
位置づけになっており、従って、経営に与える影響
は過去と比べものにならないほど大きくなって
います。
例えば、ソフトバンクグループ(9984)が好例です。

ご承知のとおり、同社は2013年に米国3位の
携帯大手スプリントを買収しました。
当時は同4位のTモバイルも同時買収し、両社を
合併させて業界トップに対抗するという戦略でした。
ところが、米規制当局が競争上の観点から難色を示し、
結局はTモバイルの買収を断念せざるを得なくなった
のです。
これを機に同社の株価は低迷しています。
そして、スプリントの業績も冴えません。
米規制当局を甘く見たつけは、あまりにも大きかった
ということです。

ただ、同社に限らず、我が国の大手企業はM&Aが
決してうまいとは言えません。
2000年のNTTコミュニケーションズによる米ISP会社
ベリオの買収、2006年の東芝(6502)による
米原子力会社ウエスチングハウスの買収などは、
その後の経営に深刻な影響を与えています。
M&A先進国の米国に初心者である日本企業が
手玉に取られた
という構図でしょうか。

しかし、幾多の経験を経て、日本企業のM&Aは
かなりレベルが高くなってきています。
各社の決算内容を見ても、連結子会社の寄与
売上や利益を大幅に伸ばしている企業が多く
見られますが、これなどはM&Aの成果です。
また、内需企業の海外進出が注目されていますが、
これもM&Aを如何にうまく行うかにその成否が
かかっています。
M&Aの巧拙が株価を決める時代になったと
いうことです。

それでは、また来週!

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