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株式市場を取り巻く環境が大分良くなって
いますが、一部には欧州の政治的リスクを
懸念する声があります。
本日4日はイタリアの憲法改正に伴う国民
投票
が行われますが、もし改憲案が否決
されればレンツィ首相は辞任する意向であり、
同国の政治が混乱する恐れがあります。

また、同日、オーストリアではやり直しの
大統領選挙
を実施されます。
再選挙では極右政党・自由党の候補者が
どこまで票を伸ばすのかが焦点となっており、
現時点では僅差ながら優勢ということです。
もし自由党が勝てば反EU、反難民の動きが
拡がることになりそうです。

先にも英国民投票でのEU離脱
米大統領選でのトランプ氏当選という市場
が歓迎していなかった結果が出ましたが、
これらに共通している背景はポピュリズム
(大衆迎合主義)です。戦後の中心世代で
あった中間層が没落し、体制に反旗を翻した
と分析されています。

かつてポピュリズムがファシズムとなり、
ナチスを出現させたことは周知のとおりであり、
そういう観点からポピュリズムが徹底的に
嫌われています。
ただ、注目すべきことは現在のポピュリズムは
民主主義をベースにしている点では過去の
ものとは異質であり、多くの国民に受け入れ
やすくなっているということです。

自由主義経済が民主主義の基盤の上に
成り立っているなら、民主的に決定された
政策が株式市場と相いれないことは自己
矛盾しているように思われます。
ポピュリズムは経済が低迷し、雇用が
奪われた時に発生する現象です。
政治イベントに対する市場の耐性
強くなっているのは、
“起こるべくして起こった結果”を冷静に
受け止め出したということでしょう。

それでは、また来週!

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