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☆第10回 投資講座のテーマ ~長年の風雪に耐えた8指標!~

株式講座も今回で10回目を迎えました。
前回までで、割安銘柄を発掘するために有効と
判断される
8つの割安指標
を紹介しましたので、今回はその復習もかねて、
割安指標のまとめをしておきます。
各指標の詳細についてはこれまでの講座をご覧
ください。

○ 企業の利益に注目した割安指標として、以下の
4つの指標があります。

1.PER=株価÷1当り利益(倍)
2.PCFR=株価÷1当りキャッシュフロー(倍)
3.経常利益/株価=1株当り経常利益÷株価×100(%)
4.純営業利益/株価=1株当り純営業利益/株価×100(%)

以上の4標全てに有効性を見出せますが、やはり
PER
を中心に考え、その他の指標にはこれを補うものとして
考えたらよろしいと思います。
外国人や機関投資家などは利益系の指標としてPERのみ
ならず色々な指標で銘柄選択をしています。

企業価値に注目した割安指標として、以下の
2指標があります。

1.PBR=株価÷1株当り純資産(倍)
2.配当利回り=1株当り配当金÷株価×100(%)

PBR
は時価会計の進展で、今後信頼性は一段と高まると
予想されます。
また、
配当利回り
は近年の低金利の長期化で注目されやすい指標であり、
配当性向についても株主還元策の一環として徐々に
ですが欧米並みのレベルが期待できると思われます。

◆バリューサーチ投資顧問株式会社ホーム
http://value-search.co.jp/
=======================================
テクニカル面に注目した割安指標として、以下の
2指標があります。

1.短期逆張り(3ヶ月)
2.長期逆張り(36ヶ月)

中長期の投資においては、順張り(上昇波動に乗る)
投資よりも、
逆張り(押し目を拾う)投資
の方がパフォーマンスが良いという実証結果に基づき、
当社で注目している指標です。

以上8つの割安指標を用いて割安銘柄を発掘していく
わけですが、
問題はこれらの8指標を、
具体的にどのように活用するのか?
ということです。
そして、この8つの指標の中で、投資環境に応じて、
特に
どの指標
を重視し、かつどの程度の
重要度(ウエイト)
をかけていくのか、ということです。
これらの指標をより有効に用いるための他の工夫などを
含め、今後の講座の中で順次お話していきます。

⇒つづきます ☆第11回 投資講座のテーマ ~割安株は万能なスーパーマンか?~

■実体験コーナー
「長年の検証で選び抜かれた8指標」の有効性の確認
はこちら↓
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☆第9回 投資講座のテーマ ~単純な指標も馬鹿にできない!~

前回までで、企業のファンダメンタルズ
(利益や資産など)系の6つの割安指標について
説明してきました。
本日は、
株価の変化率
そのものが割安指標になるというお話をしたいと
思います。

ご存知の方も多いと思いますが、
株価の動きに注目して投資する場合、
そのタイミングの捉え方により、
大きく2つの方法があります。
1つが
「順張り」投資、もう1つが「逆張り」投資
と呼ばれる手法です。
簡単に言えば、
「順張り」
とは
株価の上昇に追随して買う
こと、
「逆張り」
とは
株価の下落を待って買う
ことです。
どちらの買い方が良いのかは、短期投資と長期投資でも
違うし、当面する株式市況の動向によっても違いますので、
その答えは大変難しいと言わざるを得ません。
「順張り」も「逆張り」も投資期間や投資環境により、
どちらも有効な手法になり得る
からです。

◆バリューサーチ投資顧問株式会社が活用する8指標
用語解説はこちら↓
http://www.value-search.co.jp/description.htm
本日の講座を読み終えた頃には、
7、8番目の「短期株価変化率」「長期株価変化率」
の解説内容が既に身に付いて いるでしょう。
=======================================
しかし、
中長期
の投資期間を想定した場合は、「順張り」より
「逆張り」
の方がはるかに
高い投資成果
を上げているという事実があるのです。
下値リスクを出来るだけ避けたい中長期の投資家にとっては、
「逆張り」投資の方が向いているということです。
 
それでは、「逆張り」投資を具体的にどのように行うのか
についてお話しします。
当社では、
「短期逆張り(3ヶ月)」「長期逆張り(36ヶ月)」
の2つの指標を採用しています。
「短期逆張り(3ヶ月)」
とは
3ヶ月前時点の株価と比較
して、
下落率がより大きい
または
上昇率がより小さい銘柄を選ぶ
手法です。
同様に
「長期逆張り(36ヶ月)」

3年前の株価と比較
してということになります。
この3ヶ月、36ヶ月というサイクルについては、常に検証
していく必要がありますが、我々の長い期間における
データ検証では
最も有効
という結果が出ています。

これらの「逆張り」指標は大変単純な指標ですが、
企業業績や他の割安指標と併用することで、
より有効性の高い指標になり得るのです。

それでは、次回はここまでにご紹介した8つの「割安指標」
を整理してお話しする予定です。

⇒つづきます ☆第10回 投資講座のテーマ ~長年の風雪に耐えた8指標!~



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☆第8回 投資講座のテーマ ~利息がない預金なんてバカバカしい!~

今回は
「配当利回り」
についてお話します。
この指標は
配当金が株価に対し、どの程度の利回りになるか
に注目するもので、
予想配当金÷株価×100(%)
で求められます。
例えば、
株価が500円で予想配当金が10円の場合、
10円÷500円×100=2%
がこの銘柄の「配当利回り」になります。
なお、当計算に使用する配当金は実績値ではなく、
予想値
であることは注意しておく必要がありましょう。

「配当利回り」は買付後は
株価に左右されず
年度末時点で
株主であれば獲得できる投資利回り
です。
このような性格から、銘柄間の比較もさることながら、
預貯金国債利回り
と比較されることが一般的です。
昨今、この「配当利回り」が注目されたのは、
預貯金金利がほとんどゼロの状態ですし、
国債10年物の利回りも約1.5%という低水準にあり、
一方で東証1部全銘柄の「配当利回り」の平均が
1.1%ほどあるためです(2005年10月現在)。
株式市場の最近の上昇により、
「配当利回り」も低下傾向にありますが、それでも
「配当利回り」が
2%を越える銘柄が480銘柄ほどある
ことは注目に値します。

◆バリューサーチ投資顧問株式会社が活用する8指標
用語解説はこちら↓
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本日の講座を読み終えた頃には、
5番目の「配当利回り」の解説内容が既に身に付いて
いるでしょう。
=======================================
わが国では配当金は安定的に支払われる傾向にありますが、
今後は株主還元策の一環として増配要請が顕著なこと、
また、企業業績が好調なことなどから、
増配する銘柄が増えてくる
と思われます。
また、硬直的な配当政策から
業績連動型
に変わる傾向が強くなると予想されます。

ところで割安指標ではありませんが、配当金に関係する
指標に
「配当性向」
があります。
これは企業が稼いだ利益のうち、
どのぐらいの割合が配当金として支払われるか
を示す指標で、
1株当り配当金÷1株当り利益×100(%)
で求められます。
この値が低いほど、増配の余力がある
と言えます。
従って、
業績が良く、配当性向が低い銘柄
は、将来
増配(配当利回りアップ)が期待でき
株価にとってプラス材料となります。
ちなみに、
東証1部全銘柄の「配当性向」の平均は22~23%程度
(2005年10月現在)です。

「配当利回り」が高く、「配当性向」が低く
そして
業績が安定している銘柄
なら預貯金の一部をシフトしてもよい時代だと言えましょう。
 
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☆第7回 投資講座のテーマ ~財産も収入も両方とも大事?~

前回まで「PER」などの利益系の割安指標を説明
しましたが、今回は
「PBR」
(ピービーアール)についてお話します。
「PBR」は
「株価純資産倍率」
とも言われ、
資産を基準にした割安指標です。
「PBR」は、「PER」と並んで、
最も一般的な割安指標
といってよいでしょう。

「PER」などの利益系割安指標が、企業が獲得する
利益面(フロー)から株価の割安度を見るのに対し、
PBR
資産面(ストック)から株価の割安度をとらえます。
人生のパートナー選びにたとえるならば、
持ち家や貯蓄額など現在の財産を重視するならば
「PBR」派、
パートナーの能力を信じて今後の稼ぎを期待するならば
「PER」派、というイメージになります。

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本日の講座を読み終えた頃には、
6番目の「PBR (株価純資産倍率)」
の解説内容が既に身に付いているでしょう。
=======================================
「PBR」は、
株価を1株当り純資産で割って
求められます。
1株当りの純資産の額は会社四季報や会社情報において
明示されていますので、容易に求めることができます。
例えば、株価が500円で1株あたりの純資産が250円ならば、
500÷250PBRは2倍
となります。
小さい値ほど割安
ということになります。
わが国も時価会計の導入により、
資産が簿価から時価で評価になりつつあり、
「PBR」の信頼性が以前に比較して一段と高まったと
言えます。

「PBR」の計算に用いられる純資産とは株主資本額のこと
であり、貸借対照表上の
総資産から負債を差し引いた額
に相当します。
つまり、
仮に会社を現時点で解散して清算したとすれば、
いくらの資産が残るか
を示す値であります。
従って、1株あたりの純資産よりも株価が低いというケース
PBRが1倍未満)では、
その企業の全株式を購入し、
解散すれば、利益が得られる
ことを意味します。

このことから、PBRが1倍前後か、それ以下の水準なら、
資産面からみて割安
とみなされ、
一般的には
下値不安が少ない銘柄
と判断されます。
また、そのような銘柄は、市場では
買収の対象
として注目されやすく、
経営者は企業防衛の観点から株価を上げることが
求められるわけです。

ただ、現在の景気や企業業績の回復を買う大相場の中では、
(※2005年10月現在)PBRはやや影が薄い指標になりつつ
あります。
ちなみに、東証1部の平均PBRは約1.9倍ですが、
80年のバブルの時代では6倍前後まで買われました。
現在の相場が過熱感なき業績相場と言われるゆえん
なのです。

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☆第6回 投資講座のテーマ ~これだけ知っていれば、もうプロ以上!~

前回まで「PER」と「PCFR」のお話しをしてきましたが、
今回は利益系の割安指標の最終回として、
「経常利益/株価」「純営業利益/株価」
の2指標を紹介します。

さて、「経常利益/株価」は文字通り、
経常利益株価
を比較した指標であり、
一般的には「経常益回り」と呼ばれ、
各企業の1株当り経常利益を株価で割り、%単位で
表示されます。

「経常利益」は、
会社が
通常の企業活動を行った結果として得られる利益」
であり、
経営成績を示す代表的な利益です。
具体的に言うと、「経常利益」とは
純利益に一時的な損益である特別損益や税金など
差し戻した段階の利益

です。
企業の増益や減益という場合は、この経常利益ベース
で行うことが一般的です。
減損会計による資産の再評価や反対に資産の売却益などは
あくまでも一時的なものであり、
企業活動の実態を把握
するには、
「経常利益」の方がより好ましいと言えるのです。

◆バリューサーチ投資顧問株式会社が活用する8指標用語解説
はこちら↓
http://www.value-search.co.jp/description.htm
本日の講座を読み終えた頃には、
3番目の「純営業利益/株価 (EBITDA回り)」
の解説内容が既に身に付いているでしょう。
だんだん難しくなってきましたが、ここで一度覚えてしまえば
今後にわたって役立つと思います。
=======================================
次にかなり専門的になりますが、
「純営業利益/株価」について触れておきます。
純営業利益とは
EBITDA
と呼ばれ、
純粋に営業活動によって得られる利益」
であり、
金融収支や借入金、資本金の大小の影響を受けない
利益です。
また、
減価償却費(前回で説明)を差し引く前の利益
であり、設備等の償却資産の大小の影響も受けません。
従って、
当該事業そのものの本来の利益
であり、
M&Aの専門家の間ではこの純営業利益がよく使われます。

それでは、これまでの講座のまとめです。
1.「PER」「PCFR」「経常利益/株価」
「純営業利益/株価」の4つの利益系の割安指標を見てきたが、
これらの指標は過去の長いデータからみて大変有効な指標である。
2.この4つの割安指標の中でどれを重視すべきは、
業種や景気動向、各企業の業況、決算処理対応などで違うが、
まずは「PER」をチェックすることを基本とし、次の段階で
他の指標を見るということでよいと思う。
理由は「PER」がグローバルベースで最も注目されている指標
だからである。

なお、指標間の重要度をいかに判断するかについては、
この講座の後半(全20回)で説明します。
次回からは、利益系以外の割安指標の講座に入ります。
それでは、また来週お会いしましょう。

⇒つづきます ☆第7回 投資講座のテーマ ~財産も収入も両方とも大事?~



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☆第5回 投資講座のテーマ ~「PCFR」でライバルに差をつけよう!~

前回は利益系の割安指標の代表格である「PER」を
ご紹介しました。
今回は
「PCFR」
(ピー・シー・エフ・アール)という割安指標について
お話します。
「PCFR」も「PER」と同様、
利益を基準
にした割安指標です。

PERで用いた「純利益」とは、
企業が1決算期間において獲得した利益
から、
税金や一時的に発生した経費まで差し引いた
最終的な利益
のことです。
皆さんの家計でいうと、
税金控除後の手取り給与から、恒常的な生活費
はもとより、
住宅ローン、予想外の家の修繕費や家族旅行代などを支払った
残りの金額
が企業でいう「純利益」にあたります。

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本日の講座を読み終えた頃には、
4番目の「PCFR (株価キャッシュフロー倍率) 」
の解説内容が既に身に付いているでしょう。
=======================================
PERは利益としてこの「純利益」を用いましたが、
PCFRでは
「純利益+減価償却費」
を用います。
すなわち「PCFR」は、
株価÷「純利益+減価償却費」(1株当り)
で求められます。
因みに、
「純利益+減価償却費」

キャッシュフロー
と言います。

ところで「減価償却」の意味ですが、
時間に伴って消耗していく建物や機械等の
生産設備を企業が使用可能期間中に経費として割り振る
ことを言います。
例えば、
機械を1000万円で購入し、20年間使用可能とすると、
1000万円÷20年=50万円
となり、
50万円を毎年費用として計上する
ことを言います。
こうしておけば、新たな設備導入にも対応できることに
なります。

ここで重要なことは、
「減価償却費」は費用として計上しても、
会計上だけ
であり、
キャッシュは流出せず、内部に留保される
ということになります。
既に、建物や機械等を購入した時点でキャッシュは
出ているからです。

従って、純利益が同じ額でも、
「減価償却費」が多い企業
の方が、
キャッシュが多く、財務的にも健全である
と見ることができるのです。また、設備投資に
積極的な企業ほど、「減価償却費」が大きくなりますので、
将来の利益成長に備えた企業
と評価することもできます。
このことを知っているだけでも投資の世界では大いに
役立ちます。

それでは最後に、本日の講座のまとめです。
1.PCFRは株価を1株当りの「純利益+減価償却費」
で割って
求められます。
2.PCFRは資金面での健全性将来における成長性
加味した指標です。 

それでは、また来週お会いしましょう。

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☆第4回 投資講座のテーマ ~予想値を同じ土俵で比較しよう!~

さて、今回から具体的な
割安指標
についてお話しいたします。
前回お話しましたが、割安指標は
「資産」「利益」
のどちらかを基準にして測られます。

「利益」を基準にした割安指標の代表格が「PER」
すなわち
「株価収益率」です。
「PER」は最もよく知られた割安指標であり、
株価を1株当りの純利益で割って
求められます。
そして重要なことは、1株当り利益は前期実績ではなく、
今期の予想値
を用いるということです。
会社四季報の業績欄の(予)と示された
決算期の1株益(円)を用います。

それでは、電機株を例にPERの割安な銘柄と割高な銘柄を
チェックしてみましょう。
富士通ゼネラル(6755)は
直近の株価が約400円、今期の予想1株当り利益は36円
ですので、
400円÷36円=約11倍
というのがPERの値になります。
ソニー(6758)は
直近の株価が約4000円、今期の予想1株当り利益が約10円
ですので、
4000円÷10円=約400倍
ということになります。

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本日の講座を読み終えた頃には、1番目の「PER(株価収益率)」
の解説内容が既に身に付いているでしょう。
=======================================
従いまして、この2銘柄をPERで比較するならば、
明らかに富士通ゼネラルの方が割安
ということになります。
企業のイメージだけで捉えるなら、
ソニーの方が遥かに優等生に見えるかもしれませんが、
利益水準からみた株価の魅力度
ということになると、
富士通ゼネラルの方に分があるとも言えます。
もちろん、実際の投資の際は、PER以外の指標や
業績の伸び等、他の要素も加味して銘柄選択を行う
ことは言うまでもありません。

また、PERはこのような2銘柄間の比較だけではなく、
同じ業種の中
で割安銘柄を探す場合にも大変便利です。
電機株の例でいきますと、
同業界の平均PERは現在約25倍
ですので、
その水準よりも低いPERの銘柄

相対的に割安
と判断できます。
各銘柄のPERは業界特性を反映していますので、
市場平均や他業種の銘柄と比較しても、少し無理があるよう
に思います。

それでは最後に、本日の講座のまとめです。
1.PERは株価を1株あたり純利益で割って求められる。
2.PERを計算する際の1株あたり利益は、実績値ではなく、
予想値を使う。
3.PERで割安度を比較するには、業界ごとに行う。
これだけ知っておけば、もうかなりのレベルの投資家なのです。

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☆第3回 投資講座のテーマ ~パートナー選びは現在の預金高?将来の稼ぎ?~

前回までで
「割安」
という要素を入れると、
銘柄選択が大変効率的になる
とお話しましたが、
ここからは
「割安」を捉えるための基準
についてのお話しします。

株式の割安、割高の判断の基準となる尺度
は大きく分けて2つです。
1つはその企業の
「資産(財産)」の大きさ
もう1つはその企業の
利益「(儲け)」の大きさ
です。
すなわち、企業の
「資産」や「利益」の額

株価とを比較
して、
割安、割高を判断すること
が基本となります。
この応用編として、世の中にはたくさんの投資尺度が
紹介されていますが、基本はあくまでも
「資産」「利益」
の2つです。

ここに1つの企業があると仮定してみましょう。
企業は、製品を作るための工場や事務所、土地などの
不動産
を保有しています。
また、商売を維持するために、預貯金といった
金融資産
なども持ち、一方で
借入金
もあるのが普通です。
「資産」
とは
不動産や金融資産などの額
から
借入金等の負債を差し引いた額
の合計です。

この「資産」を尺度
として割安、割高を判断する場合は、
資産の合計

株価を比較
することが一般的です。
わかり易く言えば、
今、会社をたたんで、全ての資産を売却したら
いくらの価値が残るか
を計算して、
その残余価値

現在の株価とを比べて
高いか、安いかを判断するということです。

一方、「利益」を尺度
とする場合ですが、まず、
「利益」
とは
売上高から種々のコストを差し引いた額
であり、その企業が獲得する「儲け」です。
この
「儲け」

株価を比較
して、割安、割高を判断することになります。

「資産」という尺度

その時点で蓄積されている財産(ストック)
に着目しているのに対し、
「利益」の尺度
は、
会社が今後獲得していくお金の額(フロー)
にスポットを当てた考え方です。
ここで注意すべきことは、
企業がビジネスを続けていく上で、
「資産」と「利益」
は密接な関係にあり、
単純に切り離して考えらない
ということです。

株式投資を行う際にも、その時々の環境によって、
「資産」が重視されたり、
あるいは
「利益」が重視されたりします。
また、業種によっても、利益や資産の重要性は異なります。
この点については、講座の後半でお話しますが、
次回以降は、
「資産」「利益」
をベースにして、
具体的に割安、割高を判断するための
「指標」
を順次紹介していきます。

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☆第2回 投資講座のテーマ ~その海外ツアーはお得ですか?~

前回は
ファンダメンタル分析」と「テクニカル分析
の両者を併用した上で、更に
割安度
の要素を加えると
大変効率的な銘柄選択ができる
とお話しました。
今回は、
割安とは何か
をもう一度整理しておきたいと思います。

例えば、同一の商品が2つあり、値段が違う場合、
安い方を「割安」と言うでしょうか。
この場合は、
割安ではなく単に価格が安い
ということです。
割安
という言葉を辞書で引いてみますと、
品質や分量の割に安価であること
とあります。

今、株式を離れて、「割安」ということを身近にイメージ
していただくため、海外ツアーの選択を例として考えて
みましょう。
たくさんのパンフレットを詳細に調べ、
お得
と判断されるツアーを探された経験を多くの方がお持ち
ではないでしょうか?

◆バリューサーチ投資顧問株式会社ホーム
http://value-search.co.jp/
=======================================
同じハワイに行くにしても、宿泊するホテルのグレード、
食事の内容、航空会社、到着時間、現地での観光コース等
によって、たくさんの商品があります。
そして、商品間の価格差も大きなものになっています。
決して価格の高安だけではなく、
サービスの内容と質を十分考慮して、
お得
と判断する商品を選ぶはずです。
この「お得」が「割安のイメージ
に通じるものと考えてよいでしょう。

株式投資においても、
いくつかの基準を用いて株価の位置を測り
いわゆる
お得な銘柄を選択
していくことが、
大変有効な方法
なのです。
そして、
この
お得な銘柄
こそ
割安銘柄
ということになります。
そして、
お得を計る基準

割安指標
であり、
お得の程度を示す尺度

割安度
ということになります。

割安度」を活用する最大のメリットは、
たくさんの銘柄を客観的かつ容易に比較し、検討できる
というところにあります。
割安度順に銘柄を並べ替えて整理することも出来る
ということです。
このことにより、業績やニュースだけに依存した方法に
比較して、
銘柄選択の効率性は格段に向上する
のです。

さて次回は、
割安度を測る基準
について詳しくお話ししましょう。

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☆第1回 投資講座のテーマ ~何に注目して銘柄を選択していますか?~

☆投資講座の開講にあたって

読者の皆さんから株式投資を本格的に始めたいが、
どのように勉強したらよいのか、
また、
どんな本を読んだらいいのか
というご質問を数多くいただいております。
本屋に行けばマネー本が氾濫していますが、
無駄なお金や時間を使わず
に、
投資の基本を実践的かつ効率的に学んでもらう
ため、本日(※2005年8月20日)から年末までの予定で
20回の投資講座
を行なうことにしました。

テーマは
割安株の探し方
ですが、
単なる割安株の話にとどまらず、
株式投資を実践する上で役立つ
と思われる事柄にも幅広く言及していきます。
この投資講座に付き合っていただいた暁には、多分皆さんは
プロの運用者にも負けない
実践的な知識
パフォーマンス
が獲得できるものと信じております。
それでは、第1回投資講座の開講です。

☆何に注目して銘柄を選択していますか?

個人投資家の皆さんに、どのように銘柄を選択しているのか
を尋ねますと、大きく
3つのタイプ
に分けられるように思います。
 
まず多数派なのが、
様々な情報をあまり疑わずに信じてしまう投資家
です。
この場合、情報の入手ルートとしては、知り合いや証券会社
などの人づてによるもの、新聞や報誌などマスメディアを
通じたものがあります。
新商品開発や企業買収、経営者の魅力、業績好調といった
材料を信じて投資することが多いようです。
言葉は良くありませんが、
他人の情報を鵜呑みにした投資
と言えます。

次に、
株価の動きそのものに注目して銘柄を選択
する方法で、
テクニカル分析
と呼ばれものです。
この場合、株価の値下がりや出遅れに注目する場合(逆張り)
と、
株価の上昇トレンドに追随する場合(順張り)
とがあります。
この方法を使っているのは、
短期で成果を求めるデイトレーダーなどの投資家
に多いようです。

最後に、これも情報の一種ですが、
企業業績を重視して銘柄選択
する方法です。
通常、増益基調にあるような銘柄を丹念に選択していく
やり方が挙げられます。
また、企業業績に影響を与える景気や金利の見通し等にも
絶えず注目していきます。
ファンダメンタルズ分析
のひとつと言えます。

これらの銘柄選択方法はどれも間違いではない
と思います。
ただ、
1番目の他人の情報を信じるやり方は、自分自身の
分析や考え方が入らない銘柄選択ですので、その銘柄が
値下がりした場合にはなかなか納得できず、くやしさも
倍増となるでしょう。
そして、何よりも、
なぜ失敗したのかという反省が出来ない
大きな欠点があります。

2番目3番目に挙げた選択手法は大変重要なのですが、
各々単独の活用、すなわち
テクニカル分析だけとか、ファンダメンタルズ分析だけ
では
有効性が限られ
ます。
株価の動きファンダメンタルズ

両方の要素を取り入れて銘柄を選択
することが
最も効率的な方法
と考えています。
さらに、
割安度
といった要素を加えると、
極めて良好な投資成果を獲得できる
可能性が断然高くなります。
それでは次回以降は、その話を中心に進めていきましょう。

⇒つづきます ☆第2回 投資講座のテーマ ~その海外ツアーはお得ですか?~



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